なぜ新婚なのにケンカが増えるの?
結婚して幸せいっぱいなはずなのに、なぜかケンカが絶えない…そんな風に感じていませんか?
新婚生活は、お互いの「違い」に気づき始める時期。
今までは見えていなかった生活のクセや価値観が明らかになり、戸惑い、すれ違いが生まれるのも当然のことです。
実際、多くの夫婦が「結婚後の最初の1年」が一番ケンカが多かったと答えています。
でもそれは、ふたりが一緒に生きていくために“すり合わせ”をしている証でもあるのです。
今回は、新婚生活で起こりやすいケンカの原因とその対処法を、具体的なシチュエーションとともにご紹介します。

ケンカは「悪いこと」ではない。
結婚してすぐにケンカが続くと、「相性が悪いのかも」「このままうまくいかないのでは…」と不安になるかもしれません。
けれど、ケンカは決して悪いことではありません。
本音を伝え合い、相手を知るチャンスでもあるのです。
むしろ、何も言わずに我慢してしまう方が、将来の大きな問題に発展する可能性があります。
だからこそ、「なぜケンカになるのか」「どうすればいいのか」を知ることが、ふたりの未来にとってとても大切です。
新婚生活でよくあるケンカの原因と対処法5選


🧺 家事の分担でもめる|「気づいてほしい」の罠
原因:
「私ばっかりやってる」「なんで気づいてくれないの?」という不満。
多くの場合、家事の“やり方”や“タイミング”の違いが背景にあります。
対処法:
- まずは“見える化”する(タスク表や分担リスト)
- 「やってくれて当たり前」ではなく、「ありがとう」を言葉にする
- お互いの得意・不得意を認識して役割分担を柔軟に
💰 お金の使い方や管理方法のズレ
原因:
「どうしてそんなに使うの?」「そんなに節約しなくても…」など、お金に対する価値観の違いは新婚初期に顕著に表れます。
対処法:
- 家計の見直しは“感情”ではなく“データ”で話す
- ふたりの“将来像”から逆算して、貯金目標を共有する
- 月に1回の“お金会議”を設けてストレスをためない
🕒 生活リズムの違いからイライラ
原因:
早起きと夜型、休日の過ごし方、寝る時間…すれ違いが続くと「なんで合わせてくれないの?」という不満に。
対処法:
- 週に1回「ふたりの時間」を意識的につくる
- 合わせようとしすぎず、「ひとり時間」も大切に
- お互いの“ペース”に敬意を持つ姿勢がカギ
👪 親・義両親との付き合い方で温度差
原因:
親との距離感、連絡頻度、帰省のタイミングなどに温度差があると、トラブルになりやすいです。
対処法:
- 自分の親に対しては自分が説明・橋渡しをする
- 「自分がされて嫌なことはしない」をルールに
- 義両親との関係づくりは“急がず焦らず”が鉄則
🧠「言わなくてもわかる」は通じない
原因:
恋愛中は自然と通じ合えていたように感じていても、生活が始まると「察して」が通じないことも多く、モヤモヤが溜まってケンカに。
対処法:
- 感情的になる前に「なぜそう思ったか」を整理して伝える
- LINEなども活用して冷静なやりとりを
- 小さなことでも“ありがとう”“ごめんね”を積み重ねて信頼を育てる
ケンカの数だけ、ふたりの絆は深くなる
新婚生活でのケンカは、決してふたりの関係が悪い証拠ではありません。
それは、これからの長い人生を一緒に歩むために必要な「すり合わせ」の時間。
大切なのは、「相手を変えようとする」ことではなく、「相手を理解しようとする」こと。
うまく伝えられない日も、すれ違ってしまう日もある。
それでも、「どうすればもっと仲良くなれるか」と考えることができたなら、ふたりの絆はきっと深まっていきます。
今日のケンカも、いつか「笑い話」になりますように。